平成３０年度(平成３０年４月～平成３１年３月）

４０周年記念山行　八丁池　(Ｈ30.11.6）
Ｂコース

　　　

　本番前日の午前１１時の翌日天気予報がＡＭ２０％、ＰＭ２０％で４０周年記念山行の決行を決める。その後、 午後５時の天気予報はＡＭ３０％、ＰＭ５０％と悪化し、更に本番日の午前５時は８０％と大幅に悪化。雨を覚悟 で沼津駅を出発した。
Ｂコースは参加会員９６名のうち４６名。
　道の駅「天城越え」でＤコースのメンバーと別れ、大型バス１台で天城峠登山口に向かう。登山口ではバスか ら降車後、全員で準備体操を行い、その後、１５名、１５名、１６名の３班に別れ、９時ちょうどに登山を開始し
９：１０に旧天城トンネルに到着。
　雨の気配が強まる中、天城隧道の長い歴史を感じながら、始まりかけた紅葉の風情にしばし浸り、これからの 長い山歩きに備えて気持ちを整える。
　今回の山行は天候が不順な秋の天城山ということで、野鳥にはあまり期待をしていなかったがエナガやヒガラ のささやくような地鳴きがあちらこちらから聞こえ思わず姿を探してしまう。
　歩き慣れた天城の道を楽しみながら、久しぶりに会う仲間との会話も弾み、時間が経つのを忘れ、あっと言う 間に向峠に到着する（９：４５）。標高が９００ｍを越えたこの辺りではヒメシャラの紅葉が色づき始め、繊細な幹 の色姿と見事な調和を見せている。その後に続いてブナが黄色に染まっていくようだ。両者の共演に、暫し立ち 止まって見とれていると、近くでヤマガラやゴジュウカラが声を響かせ鳴き出し、至福のひと時を味わうことがで きた。
　大見分岐点、ワサビ田とほぼ予定通り順調に歩みを進め八丁池に近づく。そこでは、それまでは無かった風 が吹き始め周りが急に霧で覆われる。天候の悪化に不安を感じながらも間近なゴールを感じて元気を取り戻 し、展望台にも寄り道をしてみた。すると今までガスで何も見えなかった周辺が突然に晴れ、八丁池とＤコースを 歩いてきた会員が揃って目の前に現れた。嬉しくて皆で手を振る。１２：１５に全員無事に到着。
　 帰路は、天候不順のため、Ｄコースと合流し八丁池口よりバスで下山した。